とにかく、居心地の良い空間を作りたかった
台原2丁目にある結城婦人科医院の院長を経て、新たにこの「ゆうき婦人科産科クリニック」を開院しました。
開院に際して、まず思ったのは「居心地のよい空間」を提供したいということ。婦人科・産科にご来院される方は、こころも身体も非常にデリケートな状態で、日常的に緊張していることが多いものです。だからできるだけリラックスできる気持ちのよい空間が必要だと考えました。
特に、待合室という空間は非常に大切で、まずホッとしてもらうことが大切です。そこで天井高はなるべく高くし、空気清浄効果のある壁紙の使用や外気取り込みダクトのフィルター設置など、花粉やPM2.5も心配せず、安心して深呼吸していただける空間を目指しました。
また、バリアフリーもこだわったポイントのひとつです。妊婦さんやご高齢の皆さんにとって、靴を脱いだり履いたりするのはとても大変なことです。そこで当院は靴を履き替えずに入ってこられるスタイルにしました。もちろん車いすやベビーカーもそのまま院内にお進みいただけます。
この他にも、待合室ではフリーWi-Fiやスマホの充電も自由に行えたり、動画を視聴できたり、皆さんに居心地良く過ごしていただくための配慮を行っています。
こうした空間を作るためには、さまざまな業種の方々を探し、ご協力をお願いしていく必要になります。こうした業者の方々の紹介や交渉、各種届出関連も含め、丸木さんにお願いしました。
大学病院の頃からの縁
丸木さんとのお付き合いは、私が東北大学病院に勤務していた頃から。前任のご担当者から、今のご担当者まで、だいぶ長いお付き合いになりました。
前任の方もとても信頼できる方でしたが、現在のご担当者もとても信頼できる方。先ほど述べた様々な業者の紹介や交渉はまったくお手上げ状態でしたが、丸木さんにお願いしたことで完璧と思えるくらいスムーズに話をすすめることができました。お願いして本当に良かったと思っています。
開業前には、とにかく多くの疑問点や「ああしたい、こうしたい」という思いがたくさん生まれます。実は、当クリニックではトイレにまでこだわりを入れました。女性にとって元気に、ポジティブな気持ちでいてほしいからです。こうした思いを伝えるために、たくさんのミーティングを行いました。もちろん、丸木さんにもご参加いただき、都度いろいろな打ち合わせやコミュニケーションができたので、いつも気持ちを伝えることができていたと思います。
迅速さが一番の信頼に
私たちが伝えた思いや要望。丸木さんはこうした声に、とにかく迅速に応えてくれます。大きい要望はもちろん、小さな要望やリクエストはもう思い出せないほどたくさんご相談させていただきました。そのすべてに誠実に、そして迅速に応えていただけたことは本当に素晴らしいと思っています。この対応の迅速さや信頼感は、開業する前も、開業した今も、まったく変わることはありません。
私たちはこれから、このクリニックを患者さんにとって「来てよかった」と思えるクリニックにしていきたいと考えています。スタッフや来院される皆さん、そして丸木さんに育てていただき、どんなクリニックになっていくか今からとても楽しみです。